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Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『本の逆襲』内沼晋太郎著/朝日出版社

なぜか全頁緑色、目にいいのか悪いのか? それはさておき…。

下北沢でおしゃれな本屋B&Bを経営する内沼さん、
ブックコーディネーターとしても有名。
本文化が廃れていくという提言に反して書いたのがこの"逆襲"。

特に印象に残ったのは冒頭の、

たとえば「飲食業界の未来」と「食の未来」、「アバレル業界の未来」と「ファッションの未来」とは、別のものだと考えるようになりました。「出版業界の未来」ははっきり言って暗いけれども、生き残る方法はたくさんあるし、「本の未来」に至ってはむしろ明るく、可能性の海が広がっているとぼくは考えています。

ということ。

齋藤孝先生の本によく、著者が一番言いたいことは読み始めてすぐ書かれてある、と書いてある。おお、まさしくこれ。この可能性について、内沼氏独特の意見が述べられている。本書を読むと、どこまでを本ととらえるか、紙の本だけが本か、ということにしばられていることが、ある意味どうでもよくなる。

本屋にできることは本を人とをつなぐこと。だったら手段は問いませんという考え方が、本の未来を広げているんだなあ。ヴィレッジヴァンガードを思い浮かべるとわかりやすいかも。考えさせられる~。


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タグ: 個性派書店

『古書ミステリー倶楽部』ミステリー文学資料館編/光文社文庫

世田谷にミステリー文学館というところがあるのをご存じ? そこが企画した、古書を題材にしたアンソロジー。

せどり男爵数奇譚」に人間の皮膚を使って本を装幀する話があり、気持ち悪いなーと思ってたら本書にも掲載されていて、また読んでしまった…。やっぱ気持ちワル。

いやいや、そんなヘンな話ばかりではありません。戸板康二「はんにん」は小さい子どもの勘違いの微笑ましいもの。

他の作品とやや様子が違っていたのは、早見裕司「終夜図書館」。
ジュニア小説作家の主人公が連れてこられたのは、おびただしい数のジュニア小説を所蔵している不思議な図書館。ミステリアスな図書館がほかにも収集しているものとは…。

今でいうラノベを敢えてジュニア小説と呼んでいるところに、微妙なこだわりが感じられる。羅列してあるジュニア小説のシリーズは圧巻。私はコバルト文庫で終わって良かったかも。しかもこの作品、なぜか句読点やかぎかっこがほとんどない。実験的小説のようで、なんでこんな書き方なのか、そこが私にとってはミステリーだったりする。


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タグ: 古本

『ようこそ授賞式の夕べへ』大崎梢著/東京創元社

さあ、いよいよ成風堂とひつじくんのコラボです!

本屋大賞ならぬ書店大賞(フィクションですからね)授賞式前に届いた謎のFAX。真相を究明するひつじくん達出版社側と、成風堂書店の杏子と多絵。ついにご対面かと読み始めると、これがまた登場人物が多くて混乱。しかも皆限られた時間であちこち移動するし、過去の話も出てくるので正直分かり辛かった…。

でもやっぱりみんな本が好きで、
本に関わる全てのものに正直であれという気持ちが根底にあるので、心地よい作品なのだ。

現実の本屋大賞は、例年どおりだと来月から1次投票が始まる頃だろうか。
投票する書店員も大変だと思う。仕事も忙しい中いろんな本を読まなきゃ比較もできない。POPがうまい書店員や、あちこちに書評を頼まれる有名書店員など、作品中にも出てくるがホントに好きじゃないと難しい。

実はこの本読書メーターの献本で当たってもらったのだけど、長いこと読めずにすぐupすべき感想を今頃こんなところで書いてしまった。ごめんなさい。
しかも忙しさにかまけて、今年度自分の図書館で1枚もPOPを書いてない自分を呪う今日この頃でした。


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『背表紙は歌う』大崎梢著/創元推理文庫

ひつじくんシリーズ第2弾。

もちろん本がらみの本で、面白かったから続けて読んでるけど、
ひょっとしたら新人ビジネスマンにおすすめの本かも、と思う。

営業マンのイメージといえば、コミュニケーション、約束、行動力、身だしなみ、接待、etc. 社会人としての基本がなってないと、決して認められない。井辻くんは、どれもそれとなくきちんとこなしているのが随所に読み取れる。書店や作家に気遣いするだけでなく、他社であろうと先輩社員にもさりげなく下手に出る。新入社員はこれが意外と難しい。
既に内定が出てる人は、騙されたと思って今のうちにぜひ読んでみてね。

そんなひつじくんの趣味というのが、
なんと好きな小説の舞台をジオラマで再現するというもの。

「鉄道員」の駅舎、「ホワイトアウト」の雪山、「そして誰もいなくなった」の洋館を経て「八つ墓村」を手掛けるという。
そこまで凝った趣味なら作家さんもさぞかし喜ぶだろう。明林書房でパーツ付き週刊百科でも出せそうだな。

先日本屋で聞いた親子の会話。
息子「この週刊シリーズめっちゃええな」
父「これは最初だけ安くて飛びつくけど、後は高くなるから気を付けなあかんねんで」

父よ、一度はまったことあるだろう(笑)。


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『平台がおまちかね』大崎梢著/創元推理文庫

著者の大崎梢さんは、元書店員という経歴。
成風堂シリーズはその書店を舞台にした作品だが、こちらは出版社の営業社員のシリーズ。

明林書房の新人営業マン井辻くんは、きょうも担当の書店まわりに忙しい。同じエリア担当の佐伯書店先輩営業マン真柴に「ひつじくん」とからかわれながら、書店や作家たちとのちょっとした事件を乗り切る姿には、心あたたまること間違いなし。

それにしても出版社の営業とはこんなにも書店を毎日歩き回っているんだ、と意外な発見でした。そういえばうちの図書館にも、毎週のように営業さん来てるなあ。

いくら取次で本が勝手に割り振られて配本されたとしても、やはり出版社の人が直接来てくれたら、店員さんなら買ってあげたくなるよなあ。地道な努力あっての売上なのですな。

本書を文庫本で買った後に、古本屋で単行本初版を発見。なんと井辻くんの名刺がおまけでついていた! そっちを買えば良かったよ…。


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