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やまゆ

Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『杏のふむふむ』杏著/ちくま文庫

加熱する一方の又吉ブーム。今や芸人としてよりも本がらみの仕事のほうが多いだろう。

読書好きの芸能人もたくさんいる中、やはりすぐ思い浮かぶのは杏ちゃん
歴女としても名をはせる彼女は、読書量も多く、文章を書かせてもやはりうまい。それがこのエッセイ本。

日頃ご本人がふむふむと思ったことを素直に表現されている。添えられた自身のイラストも可愛くてオドロキ。何でもできる人だ。
以前に杏ちゃん主演のドラマを観た。駆け出しのライターが前世を見てもらうと、「あなたはルネッサンスの彫刻家だ」と言われる。なんとその人物は実在したため、イタリアに行き真相を追う、というもの。

ルポライター森下典子さんの体験を元に書かれた本が原点なのだが、なんと杏ちゃんは中学生の時点でその本と出会っていたという話が書かれていた。本人にも思い入れがあったせいか、ドラマは非常に興味深く描かれており、フィレンチェの美しさと秘められた謎が相まって、心に残る作品だった。

たまたま読んでた本によって、思わぬ人と共通の話題ができることって、実は意外とある。大人が読書を薦めるのは、そういうところにもあるのですよ、若者たちよ。



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タグ: 本好きの芸能人

『覆面作家は二人いる』北村薫著/角川文庫

又吉直樹『火花』芥川賞おめでとう!

まさか本当に大先生になるとは。ファンとしてウレシイ限りで、次作が早くも楽しみ。

しかし報道ステーションでの古館氏の発言にはオドロキ。又吉も芥川賞も本屋大賞もすべて敵にまわしたようですな。100歩譲って毎回ノミネート全作品読んでから言うならわかるけど、ニュース番組で単なるイメージだけで言うコトバかっつーの。

さ、気を取り直して今回はものすごいこじつけで新人作家のオハナシ。
とある出版社に作品を応募してきて編集者の目にとまったのは、何と大富豪のおしとやかなお嬢様だった。正体は明かさずに覆面作家としてデビューするが、もう一つの彼女の顔は一歩外に出ると180度性格が変わってしまうのだ。

彼女の担当編集者である良介の双子の兄優介は、偶然にも警視庁の刑事。(ま、そこはあくまで偶然にもね)そこでお嬢様作家は事件を解決に導く…。
『謎解きはディナーのあとで』のシチュエーションを若干思い出させるが、こちらは約20年前に既に発行済み。

私としてはエンターテインメント要素満載だとは思ったけど、解説で宮部みゆきさんが北村氏のことを本格推理作家と崇めていた。うーん、北村氏何冊か読んだけど、あんましその断片が理解できない。これはまだまだ読み足りないのか。それとも読解力がないのか。精進します(泣)。


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『本を読む兄、読まぬ兄:吉野朔実劇場』吉野朔実著/本の雑誌社

すみません。あと2回のご辛抱を(笑)、第5弾です。

今回はわりと昔読んだ絵本を探すくだりが出てくる。
友人に「走れメロス」に駝鳥が出てきた、と言われて???と思い読んでみても出てない。じゃあ「野生のエルザ」だった、と言われるけどそれはライオン。児童図書館でバイト中の人に聞くと「かたあしだちょうのエルフ」のことだ、とやっとわかる。エルフ→エルザ→メロス…って、なんでやねん。人の記憶ってホントいいかげん。

「かたあしだちょうのエルフ」は国語の教科書に載ってたな。小学校低学年だったと思う。
教科書発行で有名な東京書籍の、付設教科書図書館である東書文庫。ここの蔵書検索で書名や著者名など断片がわかれば、いつのどの教科書に載ってたか検索もできる。

内容しか覚えていない場合は、赤木かんこ著の「この本読んだ?おぼえてる?」シリーズには、かなりいろんな手がかりから探せるのでオススメ。

今思うと教科書にはいい話が載ってたなー。
大人になってから再読するのもいいもんでしょうな。


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『犬は本よりも電信柱が好き:吉野朔実劇場』吉野朔実著/本の雑誌社

先月末より続いて第4弾。
マンガの合間にエッセイや座談会ふうの読み物もある。「電車の中は誤解でいっぱい」と題して、車内読書について語っているのが面白かった。

「何読んでるんですか」と聞いてくる人に限って、こちらが答えると別に興味なくて話が進まない、という経験はありませんか? 私は美容室には本を持参して読んでるんだけど、やっぱり美容師さんは話しかけてくる。雑誌を薦められる場所でわざわざ自分の本を読んでるんだから、会話はいらんというのがわからんのか(笑)。しかも「僕は全然読まないんですよー」とか言う。だったら余計にほっといてくれ!

でも人が読んでると気になるのはわかる。自分も読んだことある本を、今向かいに座っている人が読み始める。面白いんだよ~それ、と話しかけたくなる。一見チャラそうな若者が、いきなりハードカバーを開いて熱心に読んでると、急にイケテル文学青年にも思えるし。

時々泣ける本に当たって電車内で涙しそうになる。ここまででやめとこうと鞄にしまうが、どうしても続きが読みたい。また出して読み始めてやっぱウルウル来る。花粉症シーズンだったらごまかせるかな。


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2015年6月に読んだ本

転職して3カ月、試用期間も終わり「慣れましたか?」と聞かれ、「全然慣れません」と答えてしまうほど向いていない環境。私、大学図書館に勤めてるよね?と自問自答するくらいに、上の人たちは図書館に対する意識が全く素人。仕事のやり方から人の育て方、教職員のあり方も学生に対する態度もまるでなっていない。ホントいいとこなしの職場です(泣)。

職員司書として派遣ではできなかった仕事を一通り経験したら、1年くらいで辞めてしまおうと割り切ってマス。昨日は同期でストレス発散会でした! 世間一般の感覚を持った同期は貴重な存在。ありがたや…。

いろんな職場を経験したけど、これほどまでひどいのは初めて。学校経営自体あやしいものです。経験こそが肥やしになると思って、とりあえずは読書で気を紛らわせてマス(笑)。

2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2000ページ
ナイス数:178ナイス

麦の海に沈む果実 (講談社文庫)麦の海に沈む果実 (講談社文庫)感想
はー、誰もがあやしく見えてきて人間不振になりそう。恩田作品によく使われる舞台と図書館、どちらも非日常を感じられる空間。何が起きても不思議はないか。
読了日:6月8日 著者:恩田陸
ダ・ヴィンチ 2015年7月号 05987‐07ダ・ヴィンチ 2015年7月号 05987‐07感想
又吉愛炸裂。又吉の薦める本は何でも読みたい。思えば西加奈子作品も中村文則作品も、読んだきっかけはそこからだ。これからもどんどん書いてどんどん読んで私達に教えてほしい。
読了日:6月12日 著者:
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)螺鈿迷宮 上 (角川文庫)感想
皮膚科白鳥が、奥田英明作品の伊良部医師に思えてきて笑える。でも医療の世界って狭いながらもそれぞれが独壇場で怖すぎる。下巻はどうなる?
読了日:6月13日 著者:海堂尊
やっぱり本屋はおもしろい! ! (洋泉社MOOK)やっぱり本屋はおもしろい! ! (洋泉社MOOK)感想
単なる個性派書店の紹介だけでなく、データによって個人商店やチェーン店の比較もできるのでわかりやすい。
読了日:6月14日 著者:
専門学校図書館はいま!―データから実態に迫る専門学校図書館はいま!―データから実態に迫る感想
内容は古くなってたけど、参考になりました。学校図書館が変わりつつある今、専門学校図書館も見直しの時期にあるのでは?
読了日:6月16日 著者:前田秀樹
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)螺鈿迷宮 下 (角川文庫)感想
天馬大吉くんの目をさまさせるには、これほどの刺激が必要だったのかも。今回の教訓は彼をきっといい医者にする。
読了日:6月20日 著者:海堂尊
火花火花感想
表現をじっくり味わいたくて、一文一文噛み締めた。理想を追い求めるあまり、大衆を置き去りにした神谷。本末転倒のせつなさがよくわかる。
読了日:6月21日 著者:又吉直樹
杏のふむふむ (ちくま文庫)杏のふむふむ (ちくま文庫)感想
読書家杏、文章は人柄か、きちんとした筋書きで丁寧な印象。デジデリオのドラマ観ましたが、10年も前にあの本と出会ってたなんて!! 演じ方が凄く自然で、実際に本を読んでみたくなります。
読了日:6月24日 著者:
本の雑誌384号本の雑誌384号感想
立ち読みしたことはあったけど、創刊40周年ということで初めて購入。濃い内容がヤミツキになりそう。
読了日:6月25日 著者:
偏愛文学館 (講談社文庫)偏愛文学館 (講談社文庫)感想
古典や外国文学を読むとっかかりになる。著者の偏愛ぶりが、好き嫌いを起こすことも肯定してくれているようで安心する。
読了日:6月30日 著者:倉橋由美子

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テーマ: 本に関すること
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『本の雑誌』2015年6月号/本の雑誌社

月遅れで失礼します。前回紹介した吉野朔実劇場が連載されているのは、この雑誌。
この号で創刊40周年を迎えた。

知る人ぞ知る、本の雑誌社は椎名誠氏が立ち上げた会社。40年前に椎名氏が編集長、目黒孝二氏が発行人としてこの雑誌は誕生した。ありがとう特大号として、椎名氏、目黒氏はじめ、沢野ひとし、木村晋介のおなじみのメンバーの本棚写真が掲載。濃密に本に親しんできた人の本棚を見るのは、とってもタノシイ。どんな本が並んでいるのか、自分が読んだ本もあるのか、1冊1冊見てみたい。

合わせて彼らそれぞれのエッセイも読みごたえあり。シーナさんの「たったひとつのきまりごと」では、創刊当初製作費はすべてシーナさんと目黒さんでまかない、原稿を書いてくれた人には一切お金をもらわなかったとのこと。そのため意にあわない原稿は載せないという方針を貫いたことが、40年生き延びた秘訣だったのだ。

自分たちが面白いと思ったことをやりとおすと、支持する人は必ず現れてやがて世間に認められる。単純だけど難しい仕事だったと思う。

内澤旬子さんが書く現在の編集長浜本茂氏の被服向上計画、出版社イメージのダンディを目指すくだりも、コアすぎて笑えるのでぜひご一読を!


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テーマ: 雑誌(既刊〜新創刊)
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