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Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『金魚屋古書店出納帳』下 芳崎せいむ著/小学館IKKI COMIX

金魚屋古書店の地下書庫は、常連さんに言わせるとダンジョン。下巻ではその店を飛び出して地方の話題も。

まずは手塚治虫記念館。私も5年ぐらい前に行きましたが、マニアじゃなくても楽しめる素敵なところでした。なんと、上巻に出てきた『火星探険』がここにあるんだって。これ読んでから見たかったなあ。ついで鳥取の水木しげる記念館も。ここも行きましたよ。妖怪たちがたくさんいてほほえましいの。

「たかが紙の上のコトのくせに、知性を持った人間があんな虚構に我を忘れるなんて」という台詞がありました。それに対する答えは、「たかが紙の上だからこそあらゆる可能性を秘めている」という元店長のおじいちゃんの言葉。

漫画を読む=頭悪いという図式はもうほとんどないものの、大人が夢中になるのはみっともないという意識がある人もまだまだ多い。ようは夢中になって読んで、そこから何を感じ取るかということです。内容、人の感情、絵の描き方、ストーリーの作り方…。無駄なものはないです。何でも取り込んで自分のものにすればいーんです、よね。

金魚屋古書店出納帳 下 IKKI COMICS金魚屋古書店出納帳 下 IKKI COMICS
(2004/12/24)
芳崎 せいむ

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

『金魚屋古書店出納帳』上 芳崎せいむ著/小学館IKKI COMIX

この前ブックオフで¥100だったんですよ、『金魚屋古書店』1・2・4巻とこの『-出納帳』上下巻が。どうやらこちらがこの古書店の始まりのお話のようだったので、買ってみました。後で調べると本編は14巻まで出てるんですね。前知識なく読み始めると、なんだ結構面白いじゃないですか。なんとなくビブリアの漫画版のような感じもしないでもない。

死んだ祖父の漫画古書店を継いだ菜月。最初は興味もなく別の店にするつもりが、漫画に魅せられて来るお客さんたちを見て心変わりします。膨大でコアな知識を持つ店員斯波さんや、せどり屋、常連など登場人物も一癖ありそうな人ばかり。東京大空襲をかいくぐった『火星探険』の話はぐっときますよ。

しかしながら一番のオドロキはこの店の地下書庫。暗闇の階段を下りていくとそこは…。一見どこまでも続きそうな果てしない闇。高くそびえる本棚とそこにぎっしり並んだ漫画たち。おおっ、こんな場所にこんな書庫が! 漫画には詳しくない私ですが、こんな古書店はウラヤマシイ。やっぱ本編も買うかなー。

金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS
(2004/12/24)
芳崎 せいむ

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タグ: 古本

『海辺のカフカ』下 村上春樹著/新潮文庫

この小説に出てくる図書館は、香川県高松市の甲村記念図書館。お金持ちの旧家が建てた私立図書館です。といっても、実在するものではありません。村上氏が好んで行った昔の芦屋図書館(現:芦屋市立図書館打出分室)がモデルとの噂も。

東京から家出したカフカは導かれるようにこの図書館にやってきて、館長である佐伯さんと出会います。運命というよりは必然というのが正しい。過去が明らかになることにより、新たな謎や疑問も沸き起こるが、すべてを受け入れるだけの準備は整えられた。てな感じでしょうか。

私の勝手なイメージでは、ここは緑に囲まれた中の建物。入り口は小さいけど、入ったら意外と広くて閲覧席は落ち着いた光が差し込み何時間でも長居できそうな場所。村上氏にとっての図書館というのは、現在と異次元の世界がつながるような場所なのでしょうか。古い書物やそれを書いた人の思いが山ほど詰まった空間は、この世のものではない何かを生み出すのも不思議ではないような気がします。

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)海辺のカフカ (下) (新潮文庫)
(2005/02/28)
村上 春樹

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 村上春樹

『海辺のカフカ』上 村上春樹著/新潮文庫

村上春樹、3年ぶりの長編小説発売の日が近づいてまいりました。と、その前に紹介しておかなくてはならないのがこちら。私は彼の作品でこれが一番好き。

大学時代に初期の作品を読んで「なんじゃこりゃ、さっぱりわからん」と思ってしまったので、それからずっと避けてきました。月日は過ぎ自分が大学図書館で働くようになって「あー、そろそろ村上春樹でももっかい読んでみるか」と思い、手に取ったのがこの作品。

がー、何でもっと早く気付かなかったのか…。
こんなに面白いとは!

どんどん惹きこまれていくんですよ、この不可思議な世界に。まだ読んでない人は、ぜひこの作品から読んでほしい。

『1Q84』のように別の方向から話が交互に進んでいきます。登場人物がまた多彩。主人公は田村カフカという少年。ネコと話ができるナカタさん、美容師のさくら、中日ファンの星野さん、ジョニー・ウォーカーにカーネル・サンダース、図書館の大島さんと佐伯さん…。そう、ここでやっと図書館の話になりますが、続きは次回下巻で。

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
(2005/02/28)
村上 春樹

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ジャンル: 本・雑誌

タグ: 村上春樹

『もっと楽しむ図書館マスターガイド』キョーハンブックス

普段地元の図書館にも行ったことがないという人は、意外と多いと思います。そんな人にも見てほしいガイドブック。MapFanと提携しているので、"観光楽地図"から"おすすめの旅一覧"-"図書館はもっとおもしろい"を検索すると、おしゃれな図書館も見つかります。

個人的には、病院など医療施設の図書館が載ってたのが印象的でした。古書店でも闘病記を集められているとこともあるとか。患者さんにとっては自分の病気に対する知識を少しでも得ようという気持ちもあるだろうし、同じ悩みを持つ人やご家族の感情など、苦しんでるのは自分だけじゃないという励みにもなるだろうし。そういうところの本の持つ役割って、他にはない重要さがありますね。たまーに医療系図書室勤務の募集も見かけますが、やはり大変そうで私にはムリだろーなー。

以前に「患者さんたちが中心になってできたフリーペーパーが見たい」という問い合わせがありました。大学や公共図書館になく、医療系図書館を探しました。結局国会図書館にあったんですけど、コノ本結構役に立ちました。

もっと楽しむ図書館マスターガイドもっと楽しむ図書館マスターガイド
(2012/05/25)
オープンブック株式会社ジオカタログ事業部

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テーマ: 今日の一冊
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タグ: 公共図書館 大学図書館 レファレンス

『ホンのお楽しみ』藤田香織著/講談社文庫

若くして書評家と自ら名乗るのは、他人ごとながら勇気あるなーと思いました。書評で食べていけてる人が、このご時世いったい何人おられるのでしょうか。いや、そうゆう時代だからこそ言い切ったモン勝ちか。

雑誌FRaUに連載された書評に、加筆された文庫です。まあ書評というよりはほとんどエッセイです。体脂肪が気になるバツイチアラサーの遠吠え的なー。FRaU読者層にはもってこいな感じですね。

著者は子どもの頃居場所がなくて読書の世界に逃げ場を求め、そこから引き込まれていったとか。そうですよ。無理して学校でクラスメイトの輪に入らなくても、自分のやりたいことをやればいーのです。なにが教室内カーストだっつーの。日本アカデミー賞作品賞の『桐島、部活やめるってよ』もそんな生徒が出てきますが、自分は本が読みたいオーラを出しておきゃいいし、そしたらホントの本好きが声かけてくるさ。

なんて言うほうは簡単だと思いますが、彼女のように開き直って好きなように過ごすのもいいんじゃね?

ホンのお楽しみ (講談社文庫)ホンのお楽しみ (講談社文庫)
(2010/03/12)
藤田 香織

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

『図書館のプロが伝える調査のツボ』高田高史著/柏書房

あかね市立図書館を舞台にしたレファレンス3部作の1冊。
カウンターに寄せられた様々な質問に、図書館員はいろいろな方法で調査をします。以前に読んだ『図書館が教えてくれた発想法』は利用者向けでしたが、本書は図書館員向けの軽い問題集&解説書のような感じ。

例えば「宮本武蔵の逸話で、戸口の上に角材を挟んでおいたら、その入り口を避けて通らなかったという話があるそうだが詳しく知りたい」というもの。実際にその質問を受けたテイで、私もやってみました。

まずは自館OPACで「宮本武蔵」を検索。そこから逸話が載ってそうな789.3剣道の書架をブラウジング。ないなー。データベースからはジャパンナレッジで事典類を検索。やっぱないよー、と思い続きを読む。"本当に宮本武蔵か? 利用者の思い違いかも" 



そうだ、そういうこと多々あるのに、うっかりしたよー。結局宮本武蔵ではなく、塚原卜伝でそんな逸話がありました。んー、これは勉強になりますな。いろんな可能性を考えて調査しなければならないのでしたー。

図書館のプロが伝える調査のツボ図書館のプロが伝える調査のツボ
(2009/07)
高田 高史

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タグ: レファレンス 公共図書館 大学図書館

『ダ・ヴィンチ』2013年4月号/メディアファクトリー

今回の特集は「本を贈る」。誰かに本をプレゼントしたことはありますか? そう考えると意外にないんですよねー、あげたことももらったことも。なぜ?

まず普段本を読まないような人には、本をあげようという発想にいきつかない。どーせ読まないだろう。しかし本を読む人には、好みのモンダイが。特定の作家ファンなら、その本もう持ってるかも。

きっと深く考えすぎなんですね。文房具や雑貨を選ぶように、本もオシャレ感覚で選んでもいいのかもしれません。ブックカバーはあげたことももらったこともあるのにね。これから何かのときは本を贈ってみるかな。

その他、ここのブログにぴったりなページもありました。「本がある場所が紡ぐ物語文庫」として、図書館や書店を舞台にした小説がいろいろ! 知ってるけどまだ読めてないのがたくさんあるなあ。最近この手のテーマで、本を紹介しているところによくめぐり合います。自分が探しているからかな。同士がいるのは楽しいです。

ダ・ヴィンチ 2013年 04月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2013年 04月号 [雑誌]
(2013/03/06)
不明

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テーマ: 雑誌(既刊〜新創刊)
ジャンル: 本・雑誌

『別冊図書館戦争2』有川浩著/メディアワークス出版

別冊2巻目は、柴崎がとんでもないストーカー事件に巻き込まれてしまいます。
ちょうどこれを読んだすぐ後に、実際の事件で女児が鞄に入れられ連れ去られるという恐ろしい事件があったので、妙に怖かったです。詳しくは本書をご覧ください。

しかし事件の後は手塚とうまくおさまって不幸中の幸い。無敵と思われた柴崎も自分でそうではないことを認め、最後はかなり素直に可愛くなってほっとしました。やっぱ私は彼女好きだなー。ほかには図書隊副隊長緒方さんの過去も。これはせつない話です。

先日論文データベースのCiNiiでたまたま『図書館戦争』に関する論文を見つけました。昔司書課程の授業で教わった先生が共著として書かれてました。本書に出てくる図書館業務と実際を比較検証されており、なかなか興味深かったです。授業でも『図書館戦争』を勧めておられたとか。プロもおすすめって、お墨付きをもらったようで、なんかいいですね。

別冊 図書館戦争〈2〉別冊 図書館戦争〈2〉
(2008/08)
有川 浩

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 図書館員 司書 公共図書館

『別冊図書館戦争1』有川浩著/メディアワークス出版

いよいよ来月から『図書館戦争』実写版映画公開ですね。予告を見ましたが自衛隊全面協力で迫力あるものになりそうで、思ったよりイイ感じでした。岡田くん、カッコイイー。

で、別冊のほうのまず1巻。ファンの間では既にご承知でしょうが、激甘です。恋愛ものが苦手な人は読まなくてもいい、と作者が言うぐらい、ベタ甘です。

『図書館革命』で無事に出来上がった郁と堂上が、結婚に至るまでの遅々とした日々のストーリー。あんたらいい大人だろーに、とつっこみたくなるような2人ですな、まったく。しかし堂上教官は理想だね。こーゆーオトコはモテるだろうよ。
そんなキュン死にしそうな話の中、木島ジンが巻き起こす差別用語の問題なんかもちゃんと出てきます。

そういえば先日「図書館の自由に関する宣言ってホントにあるんですか」と聞かれました。そこからが有川さんの創作?という意味で。もちろんホントにありますよ。残念ながらうちの図書館には貼ってませんが、公共図書館には掲げているところあるかも。探してみてください。

別冊 図書館戦争〈1〉別冊 図書館戦争〈1〉
(2008/04)
有川 浩

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 公共図書館 図書館員 司書

『としょかんねずみ』ダニエル・カーク作マーク・ブラウン絵 わたなべてつた訳/セーラー出版

図書館に住む、としょかんねずみサムのお話。サムの家は図書館の書架の隙間。毎日本を眺めていっぱしの読書家きどり。きどってるだけでなく、自分で本を書いちゃった。

自分の本を読んでほしくてこっそり棚に並べると、いつしか大人気に! この作者は誰? この作家に会いたい! 利用者から問い合わせが殺到。(すげえよ、サム。能あるねずみはしっぽかくす?)
図書館は作家さんに会えるイベントを企画。(企画するほうもするほうだなー) そこでサムが考えた作戦は、みんなが自分の本を作ってみんなが作家になること。(ホントにすごいぜ、サム。企画力から抜群だ)

ちびっこだけじゃなくても、小中学生ぐらいで自分で本を作ったら面白いと思うけどな。学校でそんな授業すればいいのに。高校生になったらマンガ描く人は同人誌作るしさ、文章書く人は自費出版より投稿するかなー。とにかく書いたら人に見てもらいたい。特に子どもの発想力って想像を超えるものがあって楽しそうですよね。

としょかんねずみとしょかんねずみ
(2012/01/16)
ダニエル カーク

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 公共図書館 海外の図書館

『趣味は読書。』斎藤美奈子著/ちくま文庫

1999年~2002年のベストセラーを、代読して内容を教えてくれる連載の文庫化。なんて親切なの、斎藤さん。エッセイに入れるには申し訳ない、ちゃんとした書評本です。しかもかなりぶった切ってますよ。

あの頃誰もが絶賛した『大河の一滴』『チーズはどこへ消えた?』『世界がもし100人の村だったら』などなど、売れた理由や好んで読まれたワケを鋭く徹底分析。けっこうな辛口で切り捨てられますが、きちんとした理由が語られてるので妙に納得。

『模倣犯』では登場人物が多く更にそれぞれの人間模様が描かれてることから、これがウケるなら『カラマーゾフの兄弟』もミステリとしていま売ればイケるとおっしゃる! ホントその通りになりましたよね。東大で教授が学生に読ませたい本No.1になり、「カラキョー」と呼ばれ今やドラマ化されたもんね。

趣味は読書と答える人が少数だ、という論拠は数々のデータで実証済み。出版界を支える善良な読者、という位置づけはイタイところをついていて苦笑いさせられます。ウマイゼ、ク~。

趣味は読書。 (ちくま文庫)趣味は読書。 (ちくま文庫)
(2007/04)
斎藤 美奈子

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ジャンル: 本・雑誌

『水曜日の本屋さん』シルヴィ・ネーマン作 オリヴィエ・タレック絵 平岡敦訳/光村教育図書

水曜日は学校が休みなので、私は本屋さんに行く。
え? 水曜が休みって? 作者はスイスの人だそうで、スイスはそうなんですかね。

もとい。本屋にはいつも立ち読みをしているおじいさんがいる。同じ本をずっと読むなら買えばいいのに。おじいさんがいないうちにこっそりその本を見ると、それは難しい戦争の本。だから少しずつしか読めないのかな。絵本はすぐ読めるのに。

でもクリスマス前にその本は売れてしまいました。
本がなくがっかりするおじいさんに、書店員のお姉さんはプレゼントを渡します。
また顔を見せに来てくださいね、と。

んー、結局おじいさんの事情はわからず。若い頃戦争に行って辛い思いをしたとか、どうしてもその本が欲しいがお金がなくて買えないのか。はたまたただの暇つぶし独居老人なのか。だけど女の子も書店員さんも、決してうっとおしがらずにおじいさんを受け入れているところがすごいですね。いろんな解釈ができる絵本でした。

水曜日の本屋さん水曜日の本屋さん
(2009/11)
シルヴィ ネーマン

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

『すごい本屋!』井原万美子著/朝日新聞出版

先日の滋賀県いわね書店のお話から、今度は和歌山県のイハラ・ハートショップをご紹介です。日高郡日高川町(旧美山村)、JR和歌山駅から在来線とバスを乗り継ぎ約2時間の、山の中の本屋さん。そんなところで絵本の原画展や、『かいけつゾロリ』の原ゆたか先生のサイン会が行われたって、まさにすごい本屋とはこのこと。

本と一緒に食料品や雑貨も販売するお店は、村の大事なコミュニティスポット。著者である店主の井原さんが、みんなに喜んでほしいと思う気持ちから、様々な企画をします。店主の丁寧な対応から、人が人を呼びまた取材も増える。そんなつながりは果てしなく広がっていくように思えます。

どんな田舎だってやろうと思えばいろんなことができる、田舎だからこそ都会でできないことを実現できる。前進あるのみですねえ。

あるとき書店コンサルタントからの「このお店のロングセラーはなんですか」という取材に、「ちゃいなマーブルというあめ玉です」と答えた井原さんがいじらしい! 近くには温泉旅館もあるんですね。ぜひ行ってみたいなあ。

すごい本屋!すごい本屋!
(2008/12/19)
井原 万見子

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『本屋です、まいど』岩根ふみ子著/平凡社

いやあ、小さな町の本屋根性には参りました。その昔ながらの町のコミュニティと、本屋のおかみさんである著者の純粋に努力する姿勢との成せるわざだと思いました。

滋賀県伊賀郡(現:長浜市)木之本町という琵琶湖の北部に位置する小さな町。冬は豪雪地帯にもなる町の書店は、配達が命。都会の書店では見なくなった配達も、いわね書店では荷受けしたうちの半分以上を配達で販売します。
しかも各出版社の販売促進を引き受け、次々と高額の企画商品を売り込み、堂々と県下有数の販売数を誇ります。そのわけは…。

正直本屋ってそこまで必死に売るの?と思わせるほど彼女の(やや強引な?)売り込みは、出版社の営業担当の方々の熱心さがあってこそ。数々の販促会議やセールストークも、受け止める側が純粋だからこそ「頑張って売ろう」という意気込みになる。都会では決して真似できない、地域密着型書店です。

しかし出版社というものはこの店が売れると思ったら、どんどん販促をしかけていくんですね。なるほど、そういう仕組みになっていたのかー。って、感心するのはそこ!?

本屋です、まいど本屋です、まいど
(1992/03)
岩根 ふみ子

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