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やまゆ

Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『本がどんどん読める本:記憶が脳に定着する速習法!』園善博著/講談社+α文庫

私の個人的目標は1日1冊読破、なのにほど遠い現実。これを読めばどんどん読める?
うーん、残念ながらそうではなかったようですね。あくまで普段本をほとんど読んでいないような人を対象に書かれていました。

半分は自己啓発みたいなもの。本を読むとこんなにいいことがある、本を読んで学習効果を得て記憶力をつける、とか。まあ目的意識持って本を読むことは大事なのはわかりました。筋肉を意識してトレーニングをするようなもので、この本を読んで自分は何を身につけようとしているか、と確認することですね。あとは読んだら読みっぱなしにしないで、内容を人に話したりブログに感想をアップすると、血となり肉となりやすいとかね。

普段からわけもなく本屋に足が向くような、本好きにはちと物足りないです。著者のセミナーは好評のようですが、人によって向き不向きあるでしょうね。いや、どうしても本を読めるようにしたいという、わらをも掴みたい人はお試しあれ。

本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ)
(2009/04/07)
園 善博

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 読書術

『本づくり大全:文字・レイアウト・造本・紙』デザインの現場編集部編/美術出版社

最近本の装幀を職業とする人が、時々メディアに出てくるようになりました。この人に装幀を頼めば売れる、とかで。
本書では装幀家の第一人者ともいえる祖父江慎氏のデザインをはじめ、雑誌のレイアウトや文字のタイプや紙の種類など、ブックデザインにかかわるいろんな人が職人気質を見せてくれています。

『舟を編む』で、辞書に使う紙にぬめり感がほしいというくだりがありました。なるほど紙も大事よね、とは想像がついていましたが、文字の種類までこだわっていたとは!
イタリアンの店のデザインにギャラモンという書体の文字はありえない。なぜならギャラモンはフランス人が作った伝統的なフランスを象徴する文字だから。
へー、そんなことってあるんですね。言われてみれば確かに縦書きの文章には明朝体が一番しっくりくるし、これを海外製品に使われても…と思いますもんね。

デザインする人は本の中身を吟味して、それにふさわしい文字や表紙を考えているんですね。自然と手がのびて読みたくなる本には、実はそんな仕掛けがちゃんとあるんでしょうね。脱帽です。

本づくり大全―文字・レイアウト・造本・紙 (新デザインガイド)本づくり大全―文字・レイアウト・造本・紙 (新デザインガイド)
(1999/07/16)
デザインの現場編集部

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: ブックデザイン

『ママのとしょかん』キャリ・ベスト作 ニッキ・デイリー絵 藤原宏之訳/新日本出版社

リジーのママは図書館で働いています。きょうは親子で図書館に出勤。リジーはちょっと大人になった感じでワクワク。

最近中学生の職場体験ということで、スーパーなんかでレジに入っている子どもたちを見かけます。みんないきいきしていて楽しそう。大人の世界を垣間見ることは、子どもにとっては良い経験になりますよね。(だからキッザニアが流行ってるんやな!)

普通の会社と違って、図書館ならいつでもママの仕事ぶりを見れます。家でのママと違って頼もしい姿も魅力的。リジーは鼻が高いですね。同僚の人たちもリジーを大歓迎、仕事のお手伝いもしましたよ。

日本でもそういうこともっとできないものでしょうかね。親の職場体験みたいなこと。家でのダラダラした様子と違って働いている様子を見るだけで、子は親をかなり尊敬すると思いますけどねえ。(家でダラダラしているというのは偏見? あくまで一般論のつもり)

ママのとしょかんママのとしょかん
(2011/03)
キャリ ベスト

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 図書館員 海外の図書館 公共図書館

『だいすきなほんくん』クリスティン・オコンネル・ジョージ作 マギー・スミス絵 まえざわあきえ訳/文化出版局

前回と変わって今日は本好きな男の子の絵本です。でもその好きというのは、本を読むのが好きというだでけではなさそうですよ。

プレゼントに本をもらったぼくは大喜び。おばあちゃんの膝の上で読んでもらうのはもちろんのこと、自分でも猫ちゃん相手に読んであげます。本を擬人化して、ぼくがきみのページをめくってあげるよ、と得意げ。どこに行くにも連れて行ってあげるし、頭の上にも乗せてみる。

ぬいぐるみやおもちゃのように本を持っている姿は微笑ましいですね。
私は小さい頃は、本は床に置くなとか本の上に座るなとか、結構大事に扱いなさいとよく注意されました。(まあ、当たり前だけど…) 彼のように本を友達として、一緒に過ごすという感覚もいいものですね。

あげるほうもこんなに喜んでもらえたらテンション上がりますね。小さい子にはどんどん本をあげたくなります。(過保護!)

だいすきなほんくん (児童図書館・絵本の部屋)だいすきなほんくん (児童図書館・絵本の部屋)
(2006/02)
クリスティン・オコンネル ジョージ

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

『ほんなんてだいきらい!』バーバラ・ボットナー作 マイケル・エンバリー絵 さんべりつこ訳/主婦の友社

もうすぐ読書週間。今年は10/27~11/9、「ホントノキズナ」が標語だそうですよ。ということで今週は児童書特集!

学校司書のミス・ブルックスはおはなし会のたびに着ぐるみを着て、本の登場人物さながらの雰囲気をかもしだします。読書週間には子どもたちも変装して、自分の好きな本を読みます。でも本が大嫌いな女の子は、そんなイベントもはっきり言ってウザイ。

ブルックス先生はいろんな本を見せてくれて、女の子の興味をひきます。女の子が選んだのは、イボイボの気持ち悪ーい本。子どもって気持ち悪いもの意外と好きですよね。

本が嫌いな人は、本を読むという行為が真面目だったりエライ人がすることだと思ってるふしがあるかも。本なんてただの娯楽ですよ。本で悪影響だって受けるんだからね。彼女のようにヘンなものから本に興味を持ってもらっても全然OKです。

それを教えてくれるブルックス先生。司書教諭って大変なお仕事ですね。
ちびっこ相手は尊敬します。私にはムリ…。

ほんなんてだいきらい!  (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)ほんなんてだいきらい!  (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)
(2011/02/25)
バーバラ・ボットナー

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 学校図書館 司書

『としょかんライオン』ミシェル・ヌードセン作 ケビン・ホークス絵 福本友美子訳/岩崎書店

図書館にライオンがやってきた!
でも大丈夫、図書館はきまりを守れば誰でも自由に利用できるところなのですよ、というお話。

いきなり図書館にライオンが来てみんなびっくりですが、受け入れてくれたのはメリウェーザ館長。図書館って行きなれない人には緊張するところかもしれませんが、たとえライオンであっても門戸は広いのです(?!)。

そのうちライオンもちゃんとお手伝いするようになり、子どもたちの人気者に。気に入らないのはかたぶつな図書館員マクビーさん。なんでライオンなんか!
でもそんなマクビーさんの心をくつがえすような事件が起きるのです…。

学生にきまりを守るように注意すると、逆ギレして帰ってしまう人もいます。そんな人は図書館なんてつまらないところで、もう二度と行かないと思うかもしれません。きまりを守らないとなぜダメなのか、その代わりの対応策としてどんなことが考えられるかなど、また図書館に来てもらうにはどうすればいいか、私たちは日々考えているのですよー。

としょかんライオン (海外秀作絵本 17)としょかんライオン (海外秀作絵本 17)
(2007/04/20)
ミシェル・ヌードセン

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 公共図書館 海外の図書館 図書館員

『本を読むわたし: My Book Report』華恵著/ちくま文庫

モデルの華恵さんのエッセイです。
残念ながらわたくし、ファッションにはてんでうとくて華恵さんの存在知りませんでした。ではなぜこの本を手にとったか? あとがきが松岡正剛さんで、装幀がクラフト・エヴィング商會だったから、という理由。

一体どんな人なんだろう?
本文を少し読んでまず驚きました。なんて文章の上手な人なんだろう!
いや、モデルさんなめてたわけじゃないんですよ。ただ、お若い女性ながらきちんと自分の思いや伝えたいことを表現されていて、おぬし何者?とびっくり。しかも後でわかったのですが、実際のこの文章書いたのが14歳のときですって!
ああ、この表現力が私にもあったなら…。

ニューヨークでいろんな人種の友達と楽しく過ごしたこと、日本に来て環境の違いに驚きながらも自分の個性を忘れず少しずつ慣れていった姿、その思い出のどれもがそのとき読んでいた本と重なり、ふんわりと包み込まれているようです。彼女は今大学生だそうですが、今後気になる人になりそうです。

本を読むわたし: My Book Report (ちくま文庫)本を読むわたし: My Book Report (ちくま文庫)
(2011/09/07)
華恵

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 本好きの芸能人 クラフト・エヴィング商會

『図書館の神様』瀬尾まい子著/ちくま文庫

先日阪神タイガース金本選手が惜しくも引退されました。
セレモニーで「野球の神様ありがとうございました」
という言葉が印象的でした。泣ける~。

多少強引ではありますが、本日ご紹介するのは図書館の神様です。
またもや高校の図書館が舞台(そんな小説ばっかやなあ)。

心に傷を負った清(きよ)は、夢をあきらめ高校の講師に。赴任した学校の文芸部の顧問を任されます。といっても部員は垣内君という男の子1人。ただ彼も心に少なからず傷を負っていて、次第に仲間意識が芽生え前向きになっていく。そんな後味はいい作品です。

ただ気になったのは2人で図書館の書架整理をするんですが、図書館で採用されるごくごく一般的な十進分類法をやめて、授業科目関連ごとに並べなおすんです。いいですよ、それも学校図書館の並べ方の一つですよ。でも高校でしょ? 感覚的に小中学校ならまだしも、高校でそれをやると大学や公共図書館行ったときまた困ると思うんだけど。

と、中身と全く違うところで引っかかってしまった私でした。
みなさんはどう思われるでしょうか?
図書館の神様 (ちくま文庫)図書館の神様 (ちくま文庫)
(2009/07/08)
瀬尾 まいこ

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 学校図書館

『図書館が教えてくれた発想法』高田高史著/柏書房

以前ご紹介した『図書館で調べる』と同じ著者のもので、さらに具体的に
図書館で調べものをするときのコツを教えてくれています。

舞台はあかね市立図書館(実在はしませんよ)、綾乃ちゃん21歳(彼女がどういう人かは最後にわかる)が夏休みのバイトにやってきます。元々どうやって調べものをするか興味があった彼女は、毎日少しずつ司書さんたちに教えてもらいます。それが日記形式に書かれているので、とってもわかりやすいです。

書店とは違う図書館ならではの本の並び方を見て、どうやったら自分の探したい情報にたどりつけるか。例えば納豆のおいしく食べられる混ぜ方について、どんな本に載ってるか。まず思い浮かぶのは料理本、あとは大豆なので農業関係、水戸の本として地理・歴史関係、食通作家さんのエッセイなど。発想を柔軟にすればするほどいろんな選択肢が見えてきます。

結局のところ彼女は、物事にはいろんな見方があることを改めて知り、発想力を身につけて新たな一歩を踏み出すのです。
図書館が教えてくれた発想法図書館が教えてくれた発想法
(2007/12)
高田 高史

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 公共図書館 レファレンス

CREA (クレア) 2010年 09月号/文藝春秋

ちょっと古くてゴメンナサイ。でも表紙が福山くんだから許してね。

クレアは毎年秋は読書特集だったんですよ。(ちなみに2009年は松山ケンイチ、2011年は向井理が表紙) なのに今年2012年は10月号も11月号も、待てど暮らせど特集ないんです。どーなってるんですか!

普段女性誌なんて気恥ずかしくて縁のない私が、唯一手に取って見ることのできる機会なのに…。この年の中身は伊坂幸太郎インタビューや、東野圭吾の人気作品マトリックス、MAP付き鎌倉文学散歩のすすめなんかが掲載されていて、読書好きにはたまらん内容でしたよ。
Q分でわかる村上春樹なんて、今まさにタイムリーでしょうに。永久保存版として我が家にはありますよ。

逆に普段からこーゆー女性誌読んでる女子には、この号は興味ナシなんでしょうか?
売れ行きの問題か、編集長が変わったか、大人の事情なのか…。
文藝春秋さん、読書特集復活させてくださいー

CREA (クレア) 2010年 09月号 [雑誌]CREA (クレア) 2010年 09月号 [雑誌]
(2010/08/07)
不明

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テーマ: 雑誌(既刊〜新創刊)
ジャンル: 本・雑誌

『図書室の海』恩田陸著/新潮文庫

これ短編集です。映画化された『夜のピクニック』の前日譚も入ってますが、こちらは『六番目の小夜子』の番外編。若干ホラー、若干学園もの、恩田陸の世界がここにあります。

とある高校の図書室、憧れの先輩が読んでいた本を探す場面があります。そう、昔は本にカードが挟まっていて誰が借りたかわかったんですよね。(今の子は知らないんだろうな) 
ドリカムの『眼鏡越しの空』の歌詞にも、図書館の本のカードに憧れの人の名前がある、とか何とかあるんです。あれを聞くと、個人情報っていったい…と思います。

話がそれましたね。そうですね、一昔前の時代背景を思って読んでもらえたら、きっとちょうどいいです。でも今もあるよね、学校の七不思議。この学校には"サヨコ伝説"なるものが何年も伝わってます。『六番目の小夜子』の主人公の姉の話が『図書室の海』です。

どちらから読んでもいいけど、どっちも読みたくなりますよ。私も読んだの実はだいぶ前なので、ここで書いたらもう一度読みたくなってきました。

図書室の海 (新潮文庫)図書室の海 (新潮文庫)
(2005/06)
恩田 陸

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 学校図書館

『ふしぎな図書館』村上春樹著 佐々木マキ絵/講談社

村上春樹、またもやノーベル文学賞受賞ならず。ということで、受賞してもしなくても、ここにはご紹介しようとしていた1冊です。

自身の『図書館奇譚』がベースになった作品。羊男作品には欠かせない佐々木マキさんのイラストは、難解な村上ワールドを増殖させます。(関係ないけど佐々木マキさんって、男性だと最近知りました)
よく難解だと言われる作家さんですが、本作品はいたってシンプル。大人のための絵本のようです。意味深さの中にもかわいさがあふれていて、多少納得いかなくても、この際OKになってきます。

図書館ってミステリーワールドですよね、別の世界に引き込まれそうな。これがとんでもないところに行っちゃうんです。最近地獄を描いた絵本が人気ですが、子どもも大人も、怖いものには興味津々なところあります。この本は実は怖い話たど私は思ってます。イラストで恐怖は緩和されてますが、精神的恐怖に圧迫されそうです。いや、脅しはこれくらいで。

30分あればサクッと読める本です。プレゼントにも最適だと思いますよ。

ふしぎな図書館ふしぎな図書館
(2005/02/08)
村上 春樹

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 公共図書館 村上春樹

『ビバリーとしょかんへいく』アレクサンダー・スタッドラー作 まえざわあきえ訳/文化出版局

本が大好きなビバリーはお母さんと図書館へ。借りたのはきょうりゅうの本。
もう面白くて楽しくて、返却日を忘れるくらい夢中になります。

そこで友達から聞いたのは、本を返し忘れると大変なことになるということ!
ろうやに入れられるのか、罰金を払うのか、妄想はふくらんでますます返すのが怖くなってしまいます。

そうなんです、図書館の本って返すのが面倒なんですよね、わかるわかる。
うちの学生も「返却日遅れるとどうなるんですか」と聞く人います。次のが借りれなくなるだけでどうもならないんですけどね(笑)。

でもごめんなさいという心は、ちゃんと持っていてほしいですね。
ちなみに某KO大図書館は罰金ありだそうですよ。怖いねー。

ビバリーの運命やいかに。
この表紙の子がビバリーですけど、カバ? 憎めないよなー、この風貌。

ビバリーとしょかんへいくビバリーとしょかんへいく
(2003/06)
アレクサンダー スタッドラー

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テーマ: 児童書
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 公共図書館

『子どもの図書館』石井桃子著/岩波新書

図書館司書を目指す人で、特に児童サービスに力を入れたい人にはぜひ読んでほしい1冊。と、大学図書館勤務の私が言っても説得力はないかもしれませんね。でもそれくらい素晴らしい本です。

児童文学作家の大家として知られる石井桃子さん。ご自宅を開放して図書館を作っておられたそうです。東京子ども図書館の前身となったのが、そのかつら文庫です。かつら文庫の7年間の記録がつまったこの本は、1965年発行ですが今読んでも学ぶところが多々あります。

読み聞かせの苦労や子どもの成長にあわせた本の選び方など、当時の司書さんのお仕事ぶりもためになります。
昔は児童書が少なく良質な海外の児童書を石井さんが訳して出版にこぎつけた、その情熱もうかがい知ることもできます。

大阪国際児童文学館は橋下改革のあおりを受け、閉鎖→府立中央図書館に移転ということになってしまいましたが、児童文学の歴史的価値をもっと多くの人に知ってもらいたいものです。

子どもの図書館 (1965年) (岩波新書)子どもの図書館 (1965年) (岩波新書)
(1965/05/20)
石井 桃子

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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 司書 公共図書館

『おかしな本棚』クラフト・エヴィング商會著/朝日新聞出版

クラフト・エヴィング商會、ご存じでない方のために。本の装幀を主にされたり、また作家でもある、吉田篤弘・浩美夫妻によるユニットです。

とにかく心地よいんです、装幀も作風も。例えて言うなら、小林聡美の映画みたいな感じ。ゆったりと時間が流れるけど、そこにいる人たちは芯が一本通ってる。清々しいとか潔いとも言える。

で、肝心の中身ですがいろんな架空の本棚の写真があり、それに対するコメントが主体です。「森の奥の本棚」はあなたが森の奥深くこもることになったら、と想定して森の一軒家の棚にどんな本を並べますか? 森に似合う本、退屈しのぎができる本、いろいろ想像ふくらみますよね。そうして妄想の本棚はできあがるのです。

本屋さんに行って本を選ぶワクワク感や、次は何を読もうかと積読本を前にして選ぶ瞬間、そんなドキドキをいろんな本棚が待ち受けています。「寝しなの本棚」「ただひとつだけの本棚」「変身する本棚」「読めない本棚」etc...

途中で入るエッセイや短編も面白い。この人の空想はとどまるところを知らず、湯水のようにあふれ出てきます。今年の私の個人的なBook of the YEARにノミネートです。

おかしな本棚おかしな本棚
(2011/04/20)
クラフト・エヴィング商會

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タグ: クラフト・エヴィング商會 ブックデザイン

古本まつり in 四天王寺

初めて行ってきました、大阪四天王寺秋の大古本祭り
聖徳太子が建立したという日本最古の大寺で行われるとあって、おもむきはバツグンです。
読み方を少し教わったのでなんとなく古文書がほしかったのですが、
箱にどさっと入れられていて、幾らか値段がわからず。
素人は聞くに聞けずそそくさと退散…。普通に単行本を買いました。
赤瀬川源平著『新解さんの謎』、気になっていた本です。¥1,600が¥200でしたよ
また積読が増えるなあ、いつ読めるかしらん。

四天王寺大古書まつり

古書組合のゆるキャラがいたとは知りませんでした。
メ~探偵コショタンです。ちなみに手に持ってるのは虫眼鏡。
ちびっこちゃんに近づくと、めっちゃ大泣きされてました
コショk¥タン
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テーマ: 古本
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タグ: 古本

『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』北尾トロ著/ちくま文庫

本好きの人は本に囲まれてるのが幸せなので、古本屋をやりたいと思ってる人は意外と多いんですよね。先日古書店サイトを覗いたら開業セミナーなるものも主催されていて、多くのおじいさま方が参加している写真がアップされてました。

この著者もライター業のかたわら、家にたまったサブカルチャーもの本を処分するため、古本屋をネットで始めたそうです。その顛末記なので、ああ、こうやってやるのかー、と興味津々で読みました。
準備するものは発送用の梱包材とかもちろん古物商の許可申請も。ご本人はパソコンもそんなに詳しくなく、ご友人にわからないことは聞いたとか。

そう、とりあえずやってみることが大切ですね! 下手にノウハウ本を読むよりとにかく自分で失敗してみる。これ、ネット販売に限ったことではありません。仕事でも人間関係でもそうじゃないですか? 古本業から社会生活を学ぶ、イイ感じです。現に著者は同業者とも情報交換を密にしているし、やっぱ人脈もタイセツ。

決して孤独な世界ではありません。
歳いったらホントやりたい、オンライン古本屋のおばちゃん。

ぼくはオンライン古本屋のおやじさん (ちくま文庫)ぼくはオンライン古本屋のおやじさん (ちくま文庫)
(2005/02/09)
北尾 トロ

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『山のとしょかん』肥田美代子文 小泉るみ子絵/文研出版

山里に一人で暮らすおばあさん。片づけをしていると絵本がたくさん出てきました。
おおきくなってしまった子どもたちが昔読んでいた本がなつかしく、おばあさんは声に出して読んでみます。(独居老人が声に出して読みたい日本語として絵本を読む、まさに現代高齢化社会の様子…)

ふと気づくとものかげからじっとそれを聞いている男の子がいます。どこの子だろうと思ったおばあさんは、帰りにこっそりついていくとなんと男の子の正体は…。

とにかく絵本はみんな好きなんです。そしてそれを読んでくれる人のことも大好きになります。その人の言い回しやちょっとしたしぐさが子どもの心をがっちりつかんで、本を読むときはこうでなくっちゃと言わんばかりに真似する子もいます。

おばあさんも自分は一人ぼっちじゃないと励まされたことでしょうね。
あ、これは違う見方か?

山のとしょかん (えほんのもり)山のとしょかん (えほんのもり)
(2010/04)
肥田 美代子

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『打たれ強くなるための読書術』東郷雄二著/ちくま新書

読んでいくとなるほどと思うことも多いけど、正直おカタイ内容です。

例えば著名人の本棚やオススメの本特集なんかを見て、同じように揃えたり読んでみたりするのはいただけない。
所詮人の好みなので参考程度でいいということですね。

立花隆氏は昔は古典など読みあさっていたそうですが、ジャーナリストとして現実を追い求めるうちにノンフィクションの面白さに圧倒され、テーマを深く掘り下げたいささかマニアックな視点で物事をとらえるようになったそうです。そのため彼の本棚を真似ようとすると素人には無理が出るとか。
確かにねー。でも私のような軽い読書好きは、そこまで追求しないからいいとしましょう。

打たれ強くなるための-というタイトルは今の人たちが打たれ弱くなっているという意味。
すぐに答えを求めようとする。本で得た知識をうのみにし、比較したり分析したりせず能動的に受け止める。確かにそうですね。

読書に始まったことではないけど、現代人はわかりやすいというだけで良しとする。難解なものには手を出さなくなってきているのかもしれません。

うーん、日本の将来どうなる?

打たれ強くなるための読書術 (ちくま新書)打たれ強くなるための読書術 (ちくま新書)
(2008/02)
東郷 雄二

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『図書館ねこデューイ:町を幸せにしたトラねこの物語』ヴィッキー・マイロン著 羽田詩津子訳/早川書房

本好きはともかく、猫好きにもオススメ!

1988年凍えるような寒い冬の朝、図書館の返却ボックスの中に小さな子猫が見つかりました。アメリカはスペンサーという小さな町の公共図書館で本当にあったお話。著者のヴィッキー・マイロンが館長です。

十進分類法の考案者にあやかってデューイ(正式名はデューイ・リードモア・ブックス)と名付けられた彼は、単なる図書館のマスコットではありませんでした。毎日来館者を出迎えてご挨拶し、子供たちのお相手もお手のもの。赤ちゃんや障がいを持った子どもに対しても最善の対応をしてくれます。

スタッフにも愛し愛され、時には自らの体をはってトラブルを知らせてくれたりも。口コミは広がり、デューイに会いにみんな図書館に足を運ぶようになります。何より事件や病気や多くのトラブルを抱えながらも、必死に努力し町の図書館を確固たる場所に飛躍させたヴィッキーにとっては、何よりもの心の支えでした。

18年の生涯を終えたデューイの功績は、図書館にとってかけがえのないものになりました。

図書館ねこ デューイ  ―町を幸せにしたトラねこの物語図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語
(2008/10/10)
ヴィッキー・マイロン

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