カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

やまゆ

Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

カテゴリ
アルバム
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
QRコード
QR

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『計画と無計画のあいだ:「自由が丘のほがらかな出版社」の話』三島邦弘著/河出書房新社

じわじわと話題になっているミシマ社をご存じだろうか?

取次を通さず直接書店に本を置いてもらうという、一見掟破りな出版社は、出版業界に一石を投じる如く良い本を作って読者に届けるという原点回帰の元に設立された。本書はミシマ社代表が5年目に書いた著作。

出版者勤務を経た著者が、ある日突然自分で出版社を作ろうと決意。新規参入が難しい業界でここまでやってこられたのは、出版界の未来を築く信念と、社会に影響を与えることの覚悟を持ち、しかもそれに賛同する人々が大勢いるからだろう。

これまで出版された本の経緯は詳しく書かれてはいないが、実際読みたくなるような本が多い。小さな出版社で著名人が本を出すということは、いかにその会社が信頼を得ているかということ。

そーか、事業計画やキャッシュフローがなくたって(実際なかったらしい)、この仕事をやりたい!と思うことが大切なのだ。四季報とにらめっこしている就活生よ、この思いが理解できるかね?

最後に、会社のロゴマークがカタカナのミ、シが目でマが口になっている顔というのがかわいいね

計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話計画と無計画のあいだ---「自由が丘のほがらかな出版社」の話
(2011/10/14)
三島 邦弘

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

『岩波茂雄と出版文化:近代日本の教養主義』村上一郎[著] 竹内洋解説/講談社学術文庫

どーしよー、全く内容が理解できなかった。岩波書店創業者の話なんだけど、一昔前の文芸評論家が書いた文章だったので、私には難しすぎた…。それをさらに現代の社会学者竹内先生が解説されてるが、これもまた優しくはない。いかに普段簡単な文章を読んでるかという恥ずべきことか。

要するに岩波書店の教養主義が日本のインテリを育て、さらに教養人が岩波から出版することによりインテリのステータスを確立した。それに対し講談社文化は大衆を味方につけ範囲を広げていった。いつしか岩波の講談社化、講談社の岩波化が進み、出版界も変化していった…的な。ほんの一部分だが、こんな読み方で合ってるんだろうか。自分の読解力の無さが悲しい。

岩波茂雄が古書店から築き上げた岩波書店。夏目漱石全集を出版するにあたっても、漱石の弟子達や関係する他の出版社とゴタゴタもあったようだ。買い切り制度を導入したところなど、もっと噛み砕いて説明してほしかった。読む本を間違ったか…(泣)。

岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 (講談社学術文庫)岩波茂雄と出版文化 近代日本の教養主義 (講談社学術文庫)
(2013/12/11)
村上 一郎

商品詳細を見る

テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

『ベストセラーの方程式』井狩春男著/ブロンズ新社

発行は1990年、まだまだ本がよく売れてた時期じゃないだろうか。この前年の本の売上トップテンには文学界に吉本ばななが勢いよく飛び出して、5作も入るという驚くべき年だった。

取次会社にいて様々な出版事情の裏側を見てきた著者が、どんな本がベストセラーになるのかを探った本書。
実際のところは特筆すべきデータの裏付けもなく、印象や感想でまとめられてるので、先日読んだ永江朗本の事情』がルポとしたら、こちらはエッセイ的な要素のほうが大きい。

売れた本の値段や大きさを調べるのも、発売時期や広告宣伝を比較するのも、あと一歩踏み込んでもらえたらと思うところで終わっている。かなり物足りない。

出版者や書店の個性的な人々を紹介して、どーだ出版界ってすごいだろーと思わせぶりだが、どこの業界でも一癖ある凄腕の人はたくさんいる。ベストセラーネタが尽きたから穴埋めに入れた感が強い。

どーせ入れるなら数年間のベストセラー比較とか、もうちょっと具体的なことを論じて納得させてほしいものだ。目のつけどころは良かったのにね。

ベストセラーの方程式 (ブロンズbookシリーズ)ベストセラーの方程式 (ブロンズbookシリーズ)
(1999/10)
井狩 春男

商品詳細を見る

テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 永江朗

『本の現場:本はどう生まれ、だれに読まれているか』永江朗著/ポット出版

2009年発行の出版界事情を詳しく著した本書。出版ライター永江氏の取材力がよく出ている。

若者の読書ばなれと言われ続けてる昨今、実際のデータは全く違っていた。読書についての信頼できる調査というのはほとんど行われておらず、その中でも取り立てて読書ばなれを示すデータはない。
しかし、本の売上が伸び悩み、書店の経営不振により、本が読まれなくなったという印象が強いことから、読書ばなれと人々が感じているからなのだろう。小学校だって朝読もやってるし、図書館で借りて読むこともできるのに。

先日読んだ百田尚樹『夢を売る男』は自費出版がテーマだった。出版社と著者がそれぞれ出資して本を作る、というやり方が最近多いとのこと。小説を読まずに小説を書きたがる人が増え(下地がないから出版社が100%お金を出せない場合が多い)、出版点数が増えるのも本が売れなくなる一因。1日に出版される本はおよそ200冊とも言われる。棚に並ぶ前に返本されては、欲しい本にも行きつけない。
悪循環はどこで断ち切ればいいのか。

本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか本の現場―本はどう生まれ、だれに読まれているか
(2009/07/14)
永江 朗

商品詳細を見る

テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

タグ: 永江朗

『「地球の歩き方」の歩き方』山口さやか、山口誠著/新潮社

旅行ガイドブックでおなじみ「地球の歩き方」30周年を記念して作られた本。
どうやってこのシリーズが生まれたかなど、読んでいてワクワクした。

その昔まだ海外旅行といえば、航空会社のロゴが入ったお揃いの鞄を肩からかけたおっちゃん達を添乗員が連れて歩くぐらいしか、庶民には馴染みがなかった。
それでも当時の若者は、バッグパッカーとして身一つで数カ月各国を歩き回る。そんな人達を応援すべく「地球の歩き方」は誕生した。

やがて時代は進み、バブル時には誰もがこぞって海外へ出かけるように。海外に行って見聞を広めたいとか自分の力を試したいという野望ではなく、レジャーや娯楽としての旅行が一般化された。若者の手助けとなっていた情報も、いつしかそれ自体がマニュアルのように認識され、作り手の葛藤が伺える。

思い入れの強いものは情熱的に受け入れられやすいが、規模が大きくなるにつれ制約も多くなる。かつ時代の変化により別の方向づけをされる場合もある。
とは言ってもまだまだトップを走る旅行ガイド、これからの展開も見逃せない。

「地球の歩き方」の歩き方「地球の歩き方」の歩き方
(2009/11/18)
山口 さやか、山口 誠 他

商品詳細を見る

テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

カウンター
よろしければ、お願いします♪
ポチッと押していただければ励みになります。
キーワード

ブックデザイン 新聞社 本屋大賞 写真集 アアルト 大学図書館 辞書 ミシマ社 村上春樹 古本 個性派書店 レファレンス 岡崎武志 本好きの芸能人 編集者 クラフト・エヴィング商會 読書術 映画化 司書 図書館員 永江朗 学校図書館 海外の図書館 装幀 公共図書館 本の雑誌 震災 HONZ ブックカフェ 

Amazon
読書メーター
やまゆさんの読書メーター
リンク
RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。