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Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『ようこそ授賞式の夕べへ』大崎梢著/東京創元社

さあ、いよいよ成風堂とひつじくんのコラボです!

本屋大賞ならぬ書店大賞(フィクションですからね)授賞式前に届いた謎のFAX。真相を究明するひつじくん達出版社側と、成風堂書店の杏子と多絵。ついにご対面かと読み始めると、これがまた登場人物が多くて混乱。しかも皆限られた時間であちこち移動するし、過去の話も出てくるので正直分かり辛かった…。

でもやっぱりみんな本が好きで、
本に関わる全てのものに正直であれという気持ちが根底にあるので、心地よい作品なのだ。

現実の本屋大賞は、例年どおりだと来月から1次投票が始まる頃だろうか。
投票する書店員も大変だと思う。仕事も忙しい中いろんな本を読まなきゃ比較もできない。POPがうまい書店員や、あちこちに書評を頼まれる有名書店員など、作品中にも出てくるがホントに好きじゃないと難しい。

実はこの本読書メーターの献本で当たってもらったのだけど、長いこと読めずにすぐupすべき感想を今頃こんなところで書いてしまった。ごめんなさい。
しかも忙しさにかまけて、今年度自分の図書館で1枚もPOPを書いてない自分を呪う今日この頃でした。


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『背表紙は歌う』大崎梢著/創元推理文庫

ひつじくんシリーズ第2弾。

もちろん本がらみの本で、面白かったから続けて読んでるけど、
ひょっとしたら新人ビジネスマンにおすすめの本かも、と思う。

営業マンのイメージといえば、コミュニケーション、約束、行動力、身だしなみ、接待、etc. 社会人としての基本がなってないと、決して認められない。井辻くんは、どれもそれとなくきちんとこなしているのが随所に読み取れる。書店や作家に気遣いするだけでなく、他社であろうと先輩社員にもさりげなく下手に出る。新入社員はこれが意外と難しい。
既に内定が出てる人は、騙されたと思って今のうちにぜひ読んでみてね。

そんなひつじくんの趣味というのが、
なんと好きな小説の舞台をジオラマで再現するというもの。

「鉄道員」の駅舎、「ホワイトアウト」の雪山、「そして誰もいなくなった」の洋館を経て「八つ墓村」を手掛けるという。
そこまで凝った趣味なら作家さんもさぞかし喜ぶだろう。明林書房でパーツ付き週刊百科でも出せそうだな。

先日本屋で聞いた親子の会話。
息子「この週刊シリーズめっちゃええな」
父「これは最初だけ安くて飛びつくけど、後は高くなるから気を付けなあかんねんで」

父よ、一度はまったことあるだろう(笑)。


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『平台がおまちかね』大崎梢著/創元推理文庫

著者の大崎梢さんは、元書店員という経歴。
成風堂シリーズはその書店を舞台にした作品だが、こちらは出版社の営業社員のシリーズ。

明林書房の新人営業マン井辻くんは、きょうも担当の書店まわりに忙しい。同じエリア担当の佐伯書店先輩営業マン真柴に「ひつじくん」とからかわれながら、書店や作家たちとのちょっとした事件を乗り切る姿には、心あたたまること間違いなし。

それにしても出版社の営業とはこんなにも書店を毎日歩き回っているんだ、と意外な発見でした。そういえばうちの図書館にも、毎週のように営業さん来てるなあ。

いくら取次で本が勝手に割り振られて配本されたとしても、やはり出版社の人が直接来てくれたら、店員さんなら買ってあげたくなるよなあ。地道な努力あっての売上なのですな。

本書を文庫本で買った後に、古本屋で単行本初版を発見。なんと井辻くんの名刺がおまけでついていた! そっちを買えば良かったよ…。


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『覆面作家は二人いる』北村薫著/角川文庫

又吉直樹『火花』芥川賞おめでとう!

まさか本当に大先生になるとは。ファンとしてウレシイ限りで、次作が早くも楽しみ。

しかし報道ステーションでの古館氏の発言にはオドロキ。又吉も芥川賞も本屋大賞もすべて敵にまわしたようですな。100歩譲って毎回ノミネート全作品読んでから言うならわかるけど、ニュース番組で単なるイメージだけで言うコトバかっつーの。

さ、気を取り直して今回はものすごいこじつけで新人作家のオハナシ。
とある出版社に作品を応募してきて編集者の目にとまったのは、何と大富豪のおしとやかなお嬢様だった。正体は明かさずに覆面作家としてデビューするが、もう一つの彼女の顔は一歩外に出ると180度性格が変わってしまうのだ。

彼女の担当編集者である良介の双子の兄優介は、偶然にも警視庁の刑事。(ま、そこはあくまで偶然にもね)そこでお嬢様作家は事件を解決に導く…。
『謎解きはディナーのあとで』のシチュエーションを若干思い出させるが、こちらは約20年前に既に発行済み。

私としてはエンターテインメント要素満載だとは思ったけど、解説で宮部みゆきさんが北村氏のことを本格推理作家と崇めていた。うーん、北村氏何冊か読んだけど、あんましその断片が理解できない。これはまだまだ読み足りないのか。それとも読解力がないのか。精進します(泣)。


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『歪笑小説』東野圭吾著/集英社文庫

またまた笑える短編集。
この人は凄い推理ものも書くけど、このギャップもまた凄い。前回登場の能天気作家熱海に、なんと作品の映像化の話が! あーまた舞い上がっちゃうよね。

最後に笑えたのは、これまで出てきた熱海圭介や唐笠ザンゲの本が、灸英社文庫好評既刊としてちゃんと広告が出ていたこと。集英社やるねー。自社の宣伝より架空作の宣伝をするとは。よく見ると表紙写真にもこの本が! ここまでくるとドラマ化もぜひしてほしいな。1話完結で毎回主人公が変わるコメディもので。

全編笑える中でちょっと切ない話もあり。窓際族に追いやられたサラリーマンが、人知れず作家を目指し小説を書きあげて応募する。最終候補に残ったことで、会社を辞めて作家になる決意をするが…。
世の中そんなにはうまくいかないよ、といういましめのような辛いお話。

以前に読んだ伊坂幸太郎のエッセイにも、担当編集者が心配するから会社を辞めたことは当初黙っていた、とあった。
たまたま1ついい作品ができたところで、続けていかなきゃ意味がない
どこの世界でも同じかもしれないけど、名前が世に出てしまう分だけ悲しいものもあるな。

歪笑小説 (集英社文庫)歪笑小説 (集英社文庫)
(2012/01/20)
東野 圭吾

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