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やまゆ

Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『麦の海に沈む果実』恩田陸著/講談社文庫

学校に通っていると1つや2つの不思議な話は聞くことがある。
以前いた大学図書館でも、夜の閉館前に地下2Fにいると、閉めたはずの地下1Fで人の歩く気配が聞こえるとか。
別の学校でも夜に黒いスーツを着た女子学生が階段を上がっていったはずなのに誰もいないとか。
どちらも私の体験ではありませんがね。

それがまた本書のように全寮制の学校ならミステリーに拍車がかかるのだ。

3月以外の転入生は破滅をもたらす、と言われながら転校してきた理瀬。
図書館から消えたいわくつきの本と、次々に起こる生徒の悲惨な出来事は関係があるのか? 
恩田陸さんお得意の不可思議な物語。

古本もよく買う私だけど、なかなかいわくつきの本とは出会わない。(会ってても怖いけど) 考えてみたら思い入れのある本を泣く泣く手放していたりしたら、情が乗り移ったりしててもおかしくないはず。人形なんかと違って、いろんな人の手に渡るのが本の宿命でもあるから、大丈夫なのか? 

読んだら人が変わるという呪われた本、なんかのほうがしっくりくるのかな。
おー、こわ


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テーマ: 今日の一冊
ジャンル: 本・雑誌

『殺人を呼んだ本:わたしの図書館』赤川次郎著/角川文庫

ウン十年振りに赤川次郎を読んでみた。長者番付でずっとトップを走っておられた頃、吸血鬼シリーズや三毛猫ホームズとかよく読んだなー。本書はその頃を思い出させる文章だった。

何等かの事件に巻き込まれた、いわくつきの本ばかり集められた、私設図書館の整理を任せられた三記子。その本に関わる事件の謎とき短編集。

負けん気の強い女の子が主人公で、軽いタッチの会話で話が進んで行く。今思えば時代がバブルに向かっていた頃の、イケイケ感があったからかもしれない。だから今読むと登場人物の無謀さと事件内容の軽薄感がいなめない。まあ今の世の中もっと不条理な事件ばかりだから、これでも良かったんだろう。

いつも本棚をじっくり見ていると本に呼ばれるときがある(妄想だけど私には事実)。たいがいそれは読みたかった本だったり、仕事中だと別の場所にあるべき本や破損してたりして助けを訴えてる声が聞こえる(かなりの妄想だけど私は信じる)。それが古本でしかもいわく付きなら、ゼッタイ元の持ち主のタマシイの叫びだ! 手に取ってみるべし。

殺人を呼んだ本 (角川文庫)殺人を呼んだ本 (角川文庫)
(1996/03)
赤川 次郎

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タグ: 古本

『ツクツク図書館』紺野キリフキ著/MF文庫ダ・ヴィンチ

つまらない本しかないというツクツク図書館。
ここでの仕事は毎日本を読むだけ
前回と同じく紺野キリフキさんの不思議な物語。

ツクツク図書館にはたくさんの部屋がある。魅惑的な一文から始まる小説の部屋には、めっちゃ面白そうな本ばかり。しかしそこはツクツク図書館。中身はやっぱりつまらない。子どもにはまだ早い部屋では何とオスの本とメスの本を並べていたら、子どもの本が生まれる。生まれた本はまたつまらない。

ここで働くのは着ぶくれ女。ふてぶてしい態度で読書の仕事をするが、こんな仕事普通じゃできん。毎日つまらない本を読み続けるなんて! 文句言いながら働くのは、本当の本好きだ。でも最後にそのふてぶてしさが大変なことを巻き起こす。

不思議な感じは、あとがきを書いている吉田篤弘さんの作品に共通する。本には人を惹きこむ魔法がある。知らぬ間に本の世界にどんどん引きずられていて、現実に帰って来れないとしたら…。わかっていても行ってみたくなる。私なら行くなあ、きっと。

ツクツク図書館 (MF文庫ダ・ヴィンチ)ツクツク図書館 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
(2010/08/25)
紺野キリフキ

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『ぶたぶた図書館』矢崎存美著/.光文社文庫

勤務先大学構内の書店員さんに教えてもらった"ぶたぶたさんシリーズ"。せっかく聞いたからには読まなきゃ、と思ってたところ、"図書館"と名が付くと買わなきゃになってしまった。のせられたか?

ぶたぶたさんとは、ぶたのぬいぐるみ。しかも中年男性なのだ!
既にシリーズ10冊以上出てるらしいので、喋るぬいぐるみは当然のように日常生活を過ごしている。

元々が本好きなぶたという設定。
図書館員と中学生の女の子がぬいぐるみのお泊り会を企画。夜に本を読むぬいぐるみを撮影するというものに、ぶたぶたさんが一役買う。

アメリカの図書館で始まったプロジェクト、最近は日本の図書館でも行われている。ぬいぐるみが読書したり図書館を満喫している様子を見て、子どもたちにも本や図書館に親しみを持ってもらおうというもの。

来年阪神は勝てる?(クリックすると大きくなります)

これはやってみたい! というわけで自分で撮ってみました。こんな感じはどうでしょう。

ぶたぶた図書館 (光文社文庫)ぶたぶた図書館 (光文社文庫)
(2012/12/06)
矢崎 存美

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『図書館員』下 ラリー・バインハート著 真崎義博訳/ハヤカワ・ミステリ文庫

やっとの思いで読了。あー、最後まで残念な結果でした(笑)。

結局のところストウの図書館で秘密文書を見たから狙われてたんだけど、じゃあもっと司書の職務とかと絡めて複雑な話にもできたんじゃねーの、とも思わせます。
主人公は秘密文書を自分の大学図書館のデータベースにダウンロードしようとしましたが、実際問題それはダメだろう。そりゃあんたが悪いよ、と身もふたもない思いにかられたのでした…。

訳者があとがきで「司書は資格もあるので、より意味の広い"図書館員"を遣うことにした」と言ってます。なんだよ、それ。やっぱ図書館はたいして関係ないのね、とも。がっかり、騙されました。

騙されたといえば、本の広告や書店のPOPなんかでも、やたら興味を惹くいいのがあります。だからといって読んでみて残念な結果だと、騙されたことを結構みんな書評サイトに書き込んでますね。悔しいのはみんなそうなのです。今回はタイトルでしてやられました。これもまた読書の面白さ、ということにしておきましょう。

図書館員〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)図書館員〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2007/05)
ラリー バインハート

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