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Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『覆面作家は二人いる』北村薫著/角川文庫

又吉直樹『火花』芥川賞おめでとう!

まさか本当に大先生になるとは。ファンとしてウレシイ限りで、次作が早くも楽しみ。

しかし報道ステーションでの古館氏の発言にはオドロキ。又吉も芥川賞も本屋大賞もすべて敵にまわしたようですな。100歩譲って毎回ノミネート全作品読んでから言うならわかるけど、ニュース番組で単なるイメージだけで言うコトバかっつーの。

さ、気を取り直して今回はものすごいこじつけで新人作家のオハナシ。
とある出版社に作品を応募してきて編集者の目にとまったのは、何と大富豪のおしとやかなお嬢様だった。正体は明かさずに覆面作家としてデビューするが、もう一つの彼女の顔は一歩外に出ると180度性格が変わってしまうのだ。

彼女の担当編集者である良介の双子の兄優介は、偶然にも警視庁の刑事。(ま、そこはあくまで偶然にもね)そこでお嬢様作家は事件を解決に導く…。
『謎解きはディナーのあとで』のシチュエーションを若干思い出させるが、こちらは約20年前に既に発行済み。

私としてはエンターテインメント要素満載だとは思ったけど、解説で宮部みゆきさんが北村氏のことを本格推理作家と崇めていた。うーん、北村氏何冊か読んだけど、あんましその断片が理解できない。これはまだまだ読み足りないのか。それとも読解力がないのか。精進します(泣)。


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『本の雑誌』2015年6月号/本の雑誌社

月遅れで失礼します。前回紹介した吉野朔実劇場が連載されているのは、この雑誌。
この号で創刊40周年を迎えた。

知る人ぞ知る、本の雑誌社は椎名誠氏が立ち上げた会社。40年前に椎名氏が編集長、目黒孝二氏が発行人としてこの雑誌は誕生した。ありがとう特大号として、椎名氏、目黒氏はじめ、沢野ひとし、木村晋介のおなじみのメンバーの本棚写真が掲載。濃密に本に親しんできた人の本棚を見るのは、とってもタノシイ。どんな本が並んでいるのか、自分が読んだ本もあるのか、1冊1冊見てみたい。

合わせて彼らそれぞれのエッセイも読みごたえあり。シーナさんの「たったひとつのきまりごと」では、創刊当初製作費はすべてシーナさんと目黒さんでまかない、原稿を書いてくれた人には一切お金をもらわなかったとのこと。そのため意にあわない原稿は載せないという方針を貫いたことが、40年生き延びた秘訣だったのだ。

自分たちが面白いと思ったことをやりとおすと、支持する人は必ず現れてやがて世間に認められる。単純だけど難しい仕事だったと思う。

内澤旬子さんが書く現在の編集長浜本茂氏の被服向上計画、出版社イメージのダンディを目指すくだりも、コアすぎて笑えるのでぜひご一読を!


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『歪笑小説』東野圭吾著/集英社文庫

またまた笑える短編集。
この人は凄い推理ものも書くけど、このギャップもまた凄い。前回登場の能天気作家熱海に、なんと作品の映像化の話が! あーまた舞い上がっちゃうよね。

最後に笑えたのは、これまで出てきた熱海圭介や唐笠ザンゲの本が、灸英社文庫好評既刊としてちゃんと広告が出ていたこと。集英社やるねー。自社の宣伝より架空作の宣伝をするとは。よく見ると表紙写真にもこの本が! ここまでくるとドラマ化もぜひしてほしいな。1話完結で毎回主人公が変わるコメディもので。

全編笑える中でちょっと切ない話もあり。窓際族に追いやられたサラリーマンが、人知れず作家を目指し小説を書きあげて応募する。最終候補に残ったことで、会社を辞めて作家になる決意をするが…。
世の中そんなにはうまくいかないよ、といういましめのような辛いお話。

以前に読んだ伊坂幸太郎のエッセイにも、担当編集者が心配するから会社を辞めたことは当初黙っていた、とあった。
たまたま1ついい作品ができたところで、続けていかなきゃ意味がない
どこの世界でも同じかもしれないけど、名前が世に出てしまう分だけ悲しいものもあるな。

歪笑小説 (集英社文庫)歪笑小説 (集英社文庫)
(2012/01/20)
東野 圭吾

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『黒笑小説』東野圭吾著/集英社文庫

もうすぐ本屋大賞の季節。それにちなんで、というわけでもないのだけど…。

東野圭吾の短編集、とは言っても長編とは全く趣の違うバカげた内容。前半は灸英社という出版社を舞台にした、作家や編集者のお話。

平然を装うも内心は賞を取りたくて仕方ない万年候補の作家寒川と、担当編集者たちの「コイツなんて賞がとれるはずないのに」と思いつつも、寒川を上げ奉る姿が皮肉られている。その寒川、やはり出世はしなかったようで、最後の短編でも編集者に見切りを付けられる結果に。

賞のために書いてるんじゃないから」とかカッコ付ける言葉は確かによくありそう。芥川賞受賞の田中慎弥が「もらっといてやる」と言って話題になったけど、意外と皆そんな思いかもしれないな。くれるというものはもらっておけばいいよね。

別の短編では新人賞受賞した熱海という作家が出てくる。これがまたお調子者。一躍自分がスターに躍り出たかのように勘違いし、能天気に突っ走る。

本が売れない時代なのに本を出したい人は山ほどいる。素人同然の食べていけない作家も、きっと山のようにいるんだろーな。そう考えるとプロってやっぱり厳し~。

黒笑小説 (集英社文庫)黒笑小説 (集英社文庫)
(2008/04)
東野 圭吾

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『ふくわらい』西加奈子著/朝日新聞出版

これは面白かった。ただ主人公が出版社勤務という設定だけで読んだが、予想以上に良かった。

主人公鳴木戸定は探険家の父にマルキド・サドをもじって名付けられた。余談だが檀蜜は高校生の頃マルキド・サドが愛読書だったとか。

人肉を食べた過去を持つ定だけでなく、周囲の人々も強烈なエピソードを持つ。
考えると現実にも強烈な人(いろんな意味で)も多いのかもしれない。今や何が起きたって不思議ではない。自分の周りにも怖い思いをした人、奇跡のような体験をした人、珍しいテッパンネタを持つ人など結構いる。自分が特異稀と感じ、人との接触を避けるのは間違いだ。

世の中にはいろんな人がいる。編集者や文筆家だけが言葉に敏感なわけではなく、人と人がわかりあえるには普通に言葉は必要。伝えたいという思いを持って相手に接することが大事。

でもふくわらいで思い出すのは、昔お正月におばあちゃんの家に行くと、子どもたちは皆双六をもらったこと(古い時代やなー)。その裏側がふくわらいになっていて、つまんねーと思いながらも意外とツボにはまると笑い転げたことだなー。

ふくわらいふくわらい
(2012/08/07)
西 加奈子

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