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Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『未来をつくる図書館:ニューヨークからの報告』菅谷明子著/岩波新書

先日TSUTAYA系の公共図書館がまた新たに神奈川などにもできるというニュースがあった。武雄市が評判になったからか。正直民間の参入は図書館としていかがなものかと思っていた。
図書館の無料貸本屋化に拍車がかかり、知識の宝庫がビジネス化されることに危惧を覚えた。しかしながらそれもまた偏った考えだということが、本書を読んでわかった。

ニューヨーク公共図書館は、ニューヨーク市の公立図書館ではない。NPOが運営する市民の為の図書館だ。お役所仕事ではない敷居の低さで、多くの人々の支持を得ている。

日本の図書館のイメージは本の貸し借りだけと言っても過言ではないが、ここではビジネス支援講座が開かれたり芸術家に多大なる資料を提供したり。文化の違いと言えばそれまでだが、何のために資料を収集しそれをどう活かすかが明確にされている。

司書は大学院で専門の勉強をしたものしかなれず、ちょっと大学の授業で取れた資格とはわけが違う(後者は私のことです、はい)。すべてにおいて図書館はこうあるべきという理想型だ。

今の日本の図書館では、こんなふうにはなれない。資金の問題、司書のレベルの低さ、図書館自体の少なさ、問題は山積している。
TSUTAYAが喜ばれるのはサービスの点だ。決して営業重視にならず図書館らしいサービスが発揮できるのであれば、民間のチカラが必要になってくるのかもしれない。

未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)
(2003/09/20)
菅谷 明子

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『としょかんねずみ』ダニエル・カーク作マーク・ブラウン絵 わたなべてつた訳/セーラー出版

図書館に住む、としょかんねずみサムのお話。サムの家は図書館の書架の隙間。毎日本を眺めていっぱしの読書家きどり。きどってるだけでなく、自分で本を書いちゃった。

自分の本を読んでほしくてこっそり棚に並べると、いつしか大人気に! この作者は誰? この作家に会いたい! 利用者から問い合わせが殺到。(すげえよ、サム。能あるねずみはしっぽかくす?)
図書館は作家さんに会えるイベントを企画。(企画するほうもするほうだなー) そこでサムが考えた作戦は、みんなが自分の本を作ってみんなが作家になること。(ホントにすごいぜ、サム。企画力から抜群だ)

ちびっこだけじゃなくても、小中学生ぐらいで自分で本を作ったら面白いと思うけどな。学校でそんな授業すればいいのに。高校生になったらマンガ描く人は同人誌作るしさ、文章書く人は自費出版より投稿するかなー。とにかく書いたら人に見てもらいたい。特に子どもの発想力って想像を超えるものがあって楽しそうですよね。

としょかんねずみとしょかんねずみ
(2012/01/16)
ダニエル カーク

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『刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記』アヴィ・スタインバーグ著 金原瑞人・ 野沢佳織訳/柏書房

主人公はハーバード大学を出てライターとして死亡記事を書くことに嫌気がさし、ボストンの刑務所内の図書室で働くようになったアヴィ。そこは町の公共図書館とはまったく違う、規律や制約で固められた世界。但しそれは受刑者を更生させるためのものであると同時に、受刑者から身を守るためのものでもあります。

受刑者と親しくなりすぎないようにしていた結果、何もしてやれなかった悔やむべき出来事も生じます。著者は二度と後悔したくないという思いから、最後はささやかな行動をし退職します。本のある場所というのは、ある種自分自身を素直にさせる力を持っているのかも。そんな気がしました。

『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』の主人公も新聞社で残忍な事件を追うことにくたびれてました。記者の仕事も大変ですよね。それにもまして刑務所図書館なんて! 生きてる人と接することのほうが、やはり自分も生きてると感じられるのでしょうか。同じ図書館とはいえ、重みを感じずにはいられません。

刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記
(2011/04)
アヴィ スタインバーグ

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『本と図書館の歴史:ラクダの移動図書館から電子書籍まで』モーリン・サワ文 ビル・スレイヴァン絵 宮木陽子、小谷正子訳/西村書店

古代ギリシャにはアレクサンドリア図書館があって、昔はパピルス紙や羊皮紙が使われた…。というのは司書資格習得の際に図書館通史で習いました。そんな図書館史がわかりやすく(もちろん子ども向けなので)書かれています。

親切なのはそんな図書館としての歴史だけでなく、図書館員やパブリックドメインにまで視点を広げ、現代の図書館関係サイトURLまで紹介されているところ。(但し、元々洋書なので英語サイトが多く、実際にWebで見ても私には読めましぇーん)

大学で司書資格取った私ですが、まさか当時本当に司書の仕事をするとは思わず、教科書一切捨ててしまったのです。今になって置いときゃよかったよと思うこと多々あり。でも教科書としてのオカタイ本より、こっちのほうが読みやすいもんね。公共図書館の児童書コーナーにけっこう置かれてると思います。騙されたと思って、いっぺん見てみてください。

本と図書館の歴史-ラクダの移動図書館から電子書籍までー本と図書館の歴史-ラクダの移動図書館から電子書籍までー
(2010/12/17)
モーリーン・サワ

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『どうしてアフリカ? どうして図書館?』さくまゆみこ著 沢田としき絵/あかね書房

ケニアの村に図書館をつくった著者。どうしてアフリカを選んだのか、どうして図書館が必要だったのか、実録です。

伝記ものやノンフィクションには必ずといっていいほど著者の生い立ちや周囲の環境が書かれています。まだ学生の頃はなんでそれが必要なのか、イマイチわかりませんでした。もっと成し遂げたことだけを詳しく書けばええやんか、子どもの頃の話まで必要か? 大人になってからわかりました。その人がどうしてその業績を成し遂げることができたのか、背景があってこそその思いに到達したいという感情がよくわかるんですね。

本書は児童書なので、その辺のことはさらりと簡潔に書かれています。とにかく行動力ある著者はロンドンでアフリカ移民の人たちと出会い、アフリカに興味を持ち出発。文化の違いに日々驚きながら、学校を見学し図書館事情のお粗末さにも更に驚きます。

勉学意欲のある子どもたちに本をたくさん見せてあげたい、その思いが「アフリカ子どもの本プロジェクト」として、アフリカと日本の架け橋になっています。

どうしてアフリカ?どうして図書館?どうしてアフリカ?どうして図書館?
(2010/06)
さくま ゆみこ

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