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Author:やまゆ
大学図書館で司書のおシゴトしてます。読んだ本の感想や、本にまつわるあれこれについてお話しできればいいな。

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『つむじ風食堂の夜』吉田篤弘著/ちくま文庫

確か映画化もされているこの作品。
読もうと思ったきっかけは、『神田神保町古書街2013』に載っていた吉田篤弘さんのエッセイ。本書を書くきっかけになったことが書かれてあった。

とある古本屋で吉田氏が、長谷川四郎の『無名氏の日記』という本を見つけた。その中の一説にハマったのだ。

ぼくは天文學大系というぼう大な本に銀河系のさしえをえがいている。これが目下ぼくのありついている仕事だ。星空なんて、ろくろく見たこともない、むくいだろう。毎日々々、星の寫眞ばかり見ている。星一つ税込み一個で、壱日どうしても三百えがかなくては食えない。


吉田氏はこの本を買い、帰りにコロッケ定食を食べ、後にこの文章を引用し、クロケットを出す『つむじ風食堂の夜』を書いたのだ。

本書にも古本屋が出てくる。唐辛子の伝説を探している主人公に、「あるよ」とお望みの本をすぐに差し出す。こーゆーのってすごい憧れる。さすがプロ。

その本を主人公の代わりに買いに行かされる果物屋も、店番しながら本を読んでいる。このゆったりとした空間が、この本の醍醐味。

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)
(2005/11)
吉田 篤弘

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『森崎書店の日々』八木沢里志著/小学館文庫

映画にもなったという本作。泣けました。電車内で読むものではありません。

恋も仕事もなくした貴子が、サトル叔父の古本屋の店番に。このはじまりからしてウラヤマシスギル。そんな親戚どこにいるんだ、私にも店番させろー。

展開としてはわかりやすい大団円。なのに心あたたまるのは、古書店の情景。
思い浮かべるのはほんのり日が差した店内に、キラキラしたほこりが舞うイメージ。
古本が長い年月を越えて来たかのように、
ゆったりとした時間が流れる店先

お客がそっと差し出す文庫本、「この本いいですよね」と話しかける店番のわたし…。

あー、だめだだめだ。森崎書店にある近代文学にはてんで詳しくないぞ。今自分が読んでるのは、ただの現代小説ぐらいだ。伊坂、東野、宮部が面白い、ぐらいは誰だって言えるぞ。
くそー、だめだだめだ。貴子が読む室生犀星や武者小路実篤を読めっつーの。

いいものは読み継がれる。そう思うと「新潮文庫の100冊」は素晴らしいセレクトなんだなー、と違うところで感心した今日この頃でした。

森崎書店の日々 (小学館文庫)森崎書店の日々 (小学館文庫)
(2010/09/07)
八木沢 里志

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『恋火:天国の本屋』松久淳、田中渉著/新潮文庫

シリーズ3作目はリストラされたピアニストの青年と、さびれた商店街に活気を取り戻したいと奔走する飴屋の娘さんの話です。2人それぞれの話がうまい具合につながって、もう一つの「恋する花火」の打ち上げに絡む若い花火師の話へとたどり着きます。

確か重松清の『その日のまえに』にも「死」と「花火」がキーワードとして書かれた作品がありました。花火の一瞬の美しさは何者をも圧倒するような強い力を持っていて、生きた証を残すかのように輝き散っていきます。人間もそうでありたいと願いながらも、実際はそんな華々しく人生を過ごせない。それでも気持ちだけは花火に負けないように、燃え尽きたいという表れなのでしょうか。すごくマッチしていて、はかなく物悲しいです。

2004年に竹内結子主演で映画化されてたんですね、知らんかった…。竹内結子といえばやっぱり『黄泉がえり』とダブッてしまいますね。本屋店長のヤマキ役は昨年亡くなった原田芳雄さんだったんですね。そう思うと感慨深いです。

天国の本屋 恋火 (新潮文庫)天国の本屋 恋火 (新潮文庫)
(2007/06)
松久 淳、田中 渉 他

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『チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本』ヘレーン・ハンフ編集 江藤淳訳/中公文庫

第二次大戦後ロンドンの古書店とニューヨークに住むへレーン(編者)との、
なんと20年にも及ぶ手紙のやりとりの記録です。

最初手に取ったときは『生協の白石さん』のイメージで、古本屋さんといろんなお客さんの書簡集かと思いましたが、手紙を書いてたのは1人のアメリカ人女性でした。それも結構古い英文学マニアのようで、欲しい本を漠然とちょっとワガママに希望します。それに対してなんと丁重にお返事さしあげる店員さんたち! 店主をはじめ店員さんたちも、いつしか家族ぐるみの対応に。

日本ではありえない感じかなー、それとも古書店というお店のなせるわざなのか、
一度も会わなくてこんな信頼関係を得られるのはスゴイです。

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)
(1984/10/10)
不明

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『図書館革命』有川浩著/メディアワークス

シリーズ最終作は国際問題にまで発展!
原発テロきっかけで、酷似した小説の作家が狙われます。

現実でも少年犯罪が起これば"こんな本を読んでいたからだ"とか、
この作品を真似てこういう事件が起こったとか、動機づけにはよく言われます。
人はどうしても不可解なことがあると、理由を欲しがるし責任転嫁もしたがる。
でもそれって、ちょっと安直すぎやしませんか。それとこれとは話が違うでしょ。

というわけで図書隊は作家さんを守ります。本も守るが人の命は人間として守る。
そして笠原はさらに公私ともに暴走します。
結局のところラブコメ満載なんですがね(笑)。

図書館革命図書館革命
(2007/11)
有川 浩

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